※この解説には憶測を含む可能性があります。
分岐式ダミーノーツとは?どんな挙動?
使い方 / 記述例
※この記述は一例です。
BPM=128
#START
1111,
#MEASURE 1/9999999999 //限りなく小さい数値
0, //ここで達人分岐に移行
#BRANCHSTART p,-2,-1
#M
#MEASURE 1/1
22222222, //ダミーノーツ
#MEASURE 1/9999999999
0,//ここで普通分岐に移行
#BRANCHSTART p,101,102
#N
#MEASURE 1/1
1111,
0,
#M //達人分岐
#SCROLL -1000 //大きい-値
5, //譜面の最後に終端のない連打を配置
#END
無印次郎の譜面分岐は、譜面の最後に終端のない連打を配置すると以下のようにバグります。
- 普通分岐→変化なし
- 玄人分岐→判定死亡&譜面の内容に応じた音符が流れる
- 達人分岐→判定死亡
このギミックは分岐バグを起こした上で、判定を持たない達人分岐に音符を配置する仕組みです。
たまに達人分岐が玄人分岐のバグと同様の性質を持つことがあるので、必要に応じて最後の連打音符には大きいマイナスSCROLLを掛けて見えないようにしてください。
最後に配置する連打は終端がなければ何でも良く、6・7・9でもOKです。
分岐式ダミーノーツのメリット
分岐式ダミーノーツのメリットは、以下の通りです。
- リアルタイムでダミーノーツを配置できる
- ダミーノーツのズレ調節が不要
メリット①リアルタイムでダミーノーツを配置できる
分岐式ダミーノーツは、リアルタイムでダミーノーツを配置できるのが魅力です。
逆走式ダミーノーツの場合、基本的に譜面の骨組みを作り上げてからダミーを配置します。
そのため「ここでダミー使うから瞬間移動を入れて…」と後で配置するダミーノーツをイメージしながらの作譜が必要。
作譜と同時進行でダミーノーツを入れることも可能ではありますが、小節数を増やしたりダミーを入れたりする度に位置調節が必要なのでかなり手間です。
分岐式ダミーノーツならその場でダミーを入れられるため、逆走式よりも直感的に配置できます。
メリット②ダミーノーツのズレ調節が不要
分岐式ダミーノーツは、その場でダミーノーツを配置できます。
そのため、逆走式ダミーノーツのようなズレが発生しません。
分岐式ダミーノーツのデメリット
分岐式ダミーノーツのデメリットは、以下の通りです。
- 瞬間移動&疑似停止と併用する際は記述量が増えやすい
- ダミーノーツと音符判定を絡める場合工夫が必要
デメリット①瞬間移動&疑似停止と併用する際は記述量が増えやすい
達人分岐でダミーを展開したあとは、多くのケースで普通分岐に戻すでしょう。
しかし、無印次郎は各分岐のMEASUREや小節数を一致させないと、普通分岐に移行しないなどの問題が発生します。(参考:てーわい - 太鼓さん次郎交流 Wiki* -ギミック関連-)
つまり、問題を対策するには普通分岐の小節数やMEASUREを達人分岐と一致させる必要があるわけです。
記述量が増える分、作譜時の負担も増加するでしょう。
小節途中のSCROLLが掛からなくなる問題が許容できるなら、#BRANCHENDで解決する手もあります。
デメリット②ダミーノーツと音符判定を絡める場合工夫が必要
ダミーノーツを流す達人分岐は判定が死んでいるので、そのままでは音符判定を絡められません。
判定を持つ普通分岐に一瞬だけ切り替える工夫が必要です。
こちらも記述量が増える原因になり、作譜時の負担増加になると考えられます。
分岐式ダミーノーツの評価
ギミックの評価基準は以下を参照。
汎用性の高さ:★★☆☆☆
ほかのギミックと絡めにくい点や記述量が増えがちな点などを考えると、逆走式ダミーノーツの下位互換。
譜面の要素のほとんどが判定を持たないダミーノーツ劇場なら使わないこともないかも…というレベルです。
曲へのハマりやすさ:★★☆☆☆
達人分岐へ切り替えるプロセスが必要なため、分岐切り替えアニメーションが入ります。
切り替えアニメーションが音に対してミスマッチを起こす可能性を考えると、ハマりやすさの面を見ても汎用性が低いです。
記述の簡単さ:★★☆☆☆
瞬間移動&疑似停止と併用して幅広い挙動を作る際は、ほかの分岐バグが起こらないように対策する必要があります。
その結果、記述量が増え、tjaの中身が複雑化することを考えると簡単に記述できるとは言えません。
単にダミーノーツを流すだけなら星5と言ってもいいでしょう。
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