【無印】背面停止の解説

2024年4月9日火曜日

ギミック解説

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※この解説には憶測を含む可能性があります。


背面停止とは?どんな挙動?


疑似停止の応用により、背面の音符を停止させた状態で前面の音符を流すギミックです。

使い方 / 記述例

#START
1111,
#BPMCHANGE 0.128 //疑似停止
#MEASURE 1/1000
#SCROLL 1000 //1000前後を推奨
2222, //前面で流れる音符
#BPMCHANGE 128 //以下、元に戻す
#MEASURE 1/1
#SCROLL 1
1111, //背面で停止する音符
#END

疑似停止(BPM÷1000)の状態でSCROLL 1000前後の音符を流すと、背面停止の挙動を再現できます。

BPM÷10000の疑似停止なら、SCROLL 10000前後にするのが正しいです。

背面停止のメリット

背面停止のメリットは、以下の通りです。

  1. 表示されている音符の判定と停止を同時に実現できる
  2. 音符が残留しない

メリット①表示されている音符の判定と停止を同時に実現できる

背面停止の特色であり最大の強み。

DELAY±疑似DELAYと異なり、背面停止の前面にある音符は判定枠で判定されます

その分シンプルさがあり、色々な音に合わせやすいです。

メリット②音符が残留しない

背面停止を使ったとき、疑似停止にありがちな音符の残留は発生しません。

疑似停止のBPMに合わせたSCROLL値を指定しているためです。

そのため、残留を防ぐ対策も不要です。

背面停止のデメリット

背面停止のデメリットは、以下の通りです。

  1. ギミックが作動した小節頭に配置している音符は表示されない

デメリット①ギミックが作動した小節頭に配置している音符は表示されない

例として、128BPMを疑似停止の状態にするために0.128BPMに変えたとします。

この場合、推奨される背面停止のSCROLL値は1000です。

しかし、背面停止の小節頭にある音符は128BPMのSCROLL 1000として認識されます。

要するに視認できない速度であり、実質的に音符が表示されません。

小節頭の音符を表示させたいときは、ギミックの発動から少し間を開けて音符を配置する必要があります。

背面停止の評価

汎用性の高さ★★★★★
曲へのハマりやすさ★★★☆☆
記述の簡単さ★★★★★
※評価はあくまで独断であり、個人差があることを留意してください。

ギミックの評価基準は以下を参照。


汎用性の高さ:★★★★★

唯一無二の挙動かつ、ギミック譜面では使う場面が結構多いです。

そのため、汎用性はかなり高いと言えるでしょう。

ギミック譜面を作る人なら必ず覚えるべきです。

曲へのハマりやすさ:★★★☆☆

背面停止には、前面の音符が急出現する挙動が含まれます。

その特徴もあり、突発的な音との相性がいいです。

しかし、背面と前面に音符が表示される都合上ごちゃごちゃしがちで、そのごちゃごちゃもある程度加味して音にハメる必要があります。

ごちゃごちゃしないように背面や前面の音符の内容を工夫するなど、多少の配慮が必要になるケースもあるでしょう。

記述の簡単さ:★★★★★

疑似停止中に高いSCROLL値を掛けるだけなので、記述難易度は低いです。

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