※この解説には憶測を含む可能性があります。
DELAY±とは?どんな挙動?
「#DELAY +値」と「#DELAY -値」を同時に使用し、譜面を停止させつつ判定枠から離れた位置にある音符を判定させるギミックです。
使い方 / 記述例
BPM=128
#START
1111,
#DELAY 1.875 //+値から記入する
#DELAY -1.875 //停止&判定させる時間を秒数で指定
#SCROLL -1 // -値がベター
2222, //この音符が停止しつつ判定する
#END
ギミックを適用したい小節の直前に、「#DELAY +値」と「#DELAY -値」を同時に記入します。
これにより、直後の小節にDELAY±が掛かります。
赤字のDELAYには、DELAY±を適用させたい時間を指定。
原則として、それぞれのDELAYには同じ数値を指定してください。
また、符号は「+」→「-」の順番になるようにしましょう。
逆だと変な挙動になります。
DELAY±のメリット
DELAY±のメリットは、以下の通りです。
- 判定枠から離れた位置の音符を判定させられる
- 簡単に記述できる
メリット①判定枠から離れた位置の音符を判定させられる
DELAY±は、判定枠から離れた位置の音符を判定させられる数少ないギミックです。
メリット②簡単に記述できる
似たギミックに疑似DELAYがありますが、記述が結構複雑です。
DELAY±ならギミックを適用したい小節の直前に、符号の異なる2つのDELAYを記載するだけなので簡単と言えます。
DELAY±のデメリット
DELAY±のデメリットは、以下の通りです。
- DELAY±が掛かっている音符それぞれに異なるSCROLLを掛ける際は手間が掛かる
- 判定中の速度を指定できない
デメリット①DELAY±が掛かっている音符それぞれに異なるSCROLLを掛ける際は手間が掛かる
DELAY±が適用されている音符それぞれに、異なるSCROLLを掛ける場合は工夫が必要です。
例えば、始点と終点の音符のSCROLL値をそれぞれ算出し、その値から間の音符のSCROLL値を算出・適用してもイメージ通りの位置に音符が表示されません。
これは、それぞれの音符間に距離があるためです。
距離を相殺するため、算出したSCROLLに倍率をかける必要があります。(方法については長くなるので省かせてください)
音符数が多いと手計算ではやってられず、エクセルやプログラムの使用が推奨されるほど手間が掛かります。
デメリット②判定中の速度を指定できない
DELAY±は、音符判定中の速度を指定できません。停止で固定です。
速度を指定しつつ、判定枠から離れた位置にある音符を判定させたいなら、疑似DELAYを使いましょう。
DELAY±の評価
ギミックの評価基準は以下を参照。
汎用性の高さ:★★☆☆☆
あくまでも経験談ですが、DELAY±はほとんど使わないギミックです。
上位互換ギミックとして疑似DELAYがあるからかも。
ただ、絶対に使わないってほどではないので、一応覚えておくと便利です。
曲へのハマりやすさ:★★☆☆☆
完全停止+判定枠から離れた位置の音符を判定+判定に伴う音符の消滅など、1つのギミックに色々な要素が含まれる複雑な挙動でもあります。
挙動の複雑さから、音合わせでDELAY±をハメる難易度は非常に高いです。
そのためフィーリングで使うケースがほとんどですが、ミスマッチになりやすいのが難点。
譜面に取り入れる際は、相当な見極めを必要とします。
記述の簡単さ:★★★★★
符号の違う2つのDELAYを記入するだけなので、記述難易度はかなり低いです。
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