【無印】バグ式連打背景の解説

2024年3月22日金曜日

ギミック解説

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※この解説には憶測を含む可能性があります。


バグ式連打背景とは?どんな挙動?


無印次郎のバグを使い、任意の小節の背面に連打音符を入れるギミックです。

使い方 / 記述例

BPM=128

#START
#MEASURE 1/1
1111, //ここに連打を被せる

#BPMCHANGE -128 //現在のBPMに-を付ける
#MEASURE 1/1 // 正の値
0,
#BPMCHANGE 128 //元のBPMに戻す
#MEASURE 1/1 //連打背景の範囲
5000000000080000, //黄色連打を推奨

1111, //ここで元に戻る
#END

連打を被せたい小節のあとにBPM-値&MEASURE+値を使い、直後の小節の内容を被せます。

直後の小節に連打音符を配置し、連打背景を再現するギミックです。

バグ式連打背景のメリット

バグ式連打背景のメリットは、以下の通りです。

  1. リアルタイムで連打背景を実現できる

メリット①リアルタイムで連打背景を実現できる

バグ式連打背景は、その場で連打音符を前の小節に被せられます

逆走式ダミーノーツのような位置調節が不要なので、記述難易度が低いです。

バグ式連打背景のデメリット

バグ式連打背景のデメリットは、以下の通りです。

  1. 連打音符以外のダミーノーツを置く用途には向かない
  2. 連打音符の長さを調節しないと連打の判定が入る
  3. 連打背景のSCROLLが優先される

デメリット①連打音符以外のダミーノーツを置く用途には向かない

バグ式連打背景では、連打音符だけではなく通常の音符を被せることも可能です。

しかし、普通の音符を置いた場合は、連打背景終了時にそれらの音符がまとめて判定されます。

例えば、連打背景の小節にドンを16打置くと、ギミック終了時に∞分間隔で16打のドンがすべて判定されます。

これによってフルコンボ不可能な譜面になるケースもあり、連打以外の音符を置くのはあまり推奨できません

オートOFFでの鑑賞が前提の譜面に使ったり、分岐式ダミーノーツと組み合わせて使ったりするならアリかも。

デメリット②連打音符の長さを調節しないと連打の判定が入る

連打背景の対象となる音符の始点と終点の長さに合わせて連打音符を置くと、連打音符の終点で連打の判定が入ります

気になる人は、48分以上などの細かい間隔で連打の終端を1個分短くしましょう。

デメリット③連打背景のSCROLLが優先される

このように記述したとします。

BPM=128

#MEASURE 1/1
#SCROLL 1 //このSCROLLは無視される
1111,

#BPMCHANGE -128
#MEASURE 1/1
0,
#BPMCHANGE 128
#MEASURE 1/1
#SCROLL 2 //このSCROLLが適用される
5000000000080000,

連打を被せる音符にSCROLLが掛かっていても、連打背景に掛かっている小節のSCROLLが優先されます。

そのため、音符と連打背景にそれぞれ別のSCROLLを適用することはできません

逆走式ダミーノーツなら別々のSCROLLを適用できるので、気になる人はそちらを使いましょう。

バグ式連打背景の評価

汎用性の高さ★☆☆☆☆
曲へのハマりやすさ★★☆☆☆
記述の簡単さ★★★★☆
※評価はあくまで独断であり、個人差があることを留意してください。

ギミックの評価基準は以下を参照。


汎用性の高さ:★☆☆☆☆

記述の簡単さで言えばマイナス式連打背景の方が優れている上、逆走式ダミーノーツと違って音符と連打背景に別々のSCROLLを掛けられません。

要するに現存する類似ギミックの下位互換で、わざわざバグ式連打背景をチョイスするメリットがあまりないかなと思います。

曲へのハマりやすさ:★★☆☆☆

音符の背景に連打を被せると聞けばシンプルですが、見た目のインパクトは結構強め。

そのため、使う場面は十分に見極める必要があります。

このギミックの場合は音符と連打背景に別々のSCROLLを掛けられないので、応用が利かない分音にハメる難易度が高いです。

記述の簡単さ:★★★★☆

記述自体は簡単な部類に入りますが、マイナス式連打背景と比べると少し複雑な印象。

また、状況に応じて連打音符の長さを変える必要もあります。

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