【無印】分岐式点滅の解説-be inflexible

※この解説には憶測を含む可能性があります。

分岐式点滅とは？どんな挙動？

譜面分岐を利用して音符を点滅させるギミックです。

使い方 / 記述例

BPM＝128

点滅させる時間＝1/4小節
点滅の間隔＝16分間隔

#START
#MEASURE 3/4
111,

---
#BRANCHSTART p,101,102
#N //現在と同じ分岐
#MEASURE 1/32 // ＝1/(点滅の間隔×2)
1,
#BRANCHSTART p,-1,101
#E //違う分岐に変える
// この分岐もMEASURE 1/32が掛かっている状態
0, //この分岐には何も配置しない
---

//ここまでで1セット
//以下1/4小節まで繰り返し
//この時点で点滅時間は2/32小節なので、8/32=1/4になるまで残り3セット繰り返す

#BRANCHSTART p,101,102
#N
0,
#BRANCHSTART p,-1,101
#E
0,
#BRANCHSTART p,101,102
#N
0,
#BRANCHSTART p,-1,101
#E
0,
#BRANCHSTART p,101,102
#N
0,
#BRANCHSTART p,-1,101
#E
0,

#BRANCHSTART p,101,102
#N //最初と同じ分岐に戻す
#MEASURE 1/1
1111, //点滅させたい音符を配置
#END

音符が配置されている分岐と配置していない分岐を繰り返し切り替え、点滅の挙動を作ります。

上記は、「音符が配置されている普通分岐」と「配置されていない玄人分岐」を切り替える例です。

条件を満たしていれば、どの分岐からどの分岐に切り替えても問題ありません。

#MEASURE 1/32 // ＝1/(点滅の間隔×2)
0,

上記では、音符を点滅させる間隔をMEASUREで指定。

記述例では点滅の間隔を16分間隔としています。

計算すると、表示時間は「1/(16×2)＝1/32」となります。

表示時間の記述を間違えたときは、テキストエディタの置き換え機能を使えばまとめて修正できます。

分岐式点滅のメリット

分岐式点滅のメリットは、以下の通りです。

分岐切り替えアニメーションを演出に取り入れられる
表示されている音符の判定と同時に点滅させられる
小節数が多くなりにくい
#BPMCHANGEのズレが発生しない

メリット①分岐切り替えアニメーションを演出に取り入れられる

ギミックの特性上、激しい分岐切り替えのアニメーションも演出として加わります。

これにより「バグってる」「暴走している」といった印象を譜面に与えられるでしょう。

メリット②表示されている音符の判定と同時に点滅させられる

分岐式点滅は、表示されている音符の判定と同時に点滅を発動できます。

メリット③小節数が多くなりにくい

表示と非表示をそれぞれ1小節で再現できるので、小節数が多くなりにくいです。

ただし、ほかの点滅ギミックと比べればの話。

点滅時間の長さや使用頻度によっては、小節送りがもたつくほど小節数が多くなるので注意です。

メリット④#BPMCHANGEのズレが発生しない

点滅系の中では唯一BPMCHANGEを使わない方法であり、どれだけ使ってもズレません。

分岐式点滅のデメリット

分岐式点滅のデメリットは、以下の通りです。

分岐画像が表示される

デメリット①分岐画像が表示される

分岐式点滅を使った時点で、レーンに分岐画像が強制的に表示されます。

分岐切り替えのアニメーションが面白いのも分岐式点滅の持ち味ですが、人によっては「挙動がやかましい」と思う場合も。

「そこまで分岐ギミック使わないのに分岐画像が表示されるのは気になる」と思う人もいるかもしれません。

分岐画像の消去＆フォント画像の透過なら、分岐画像の表示を完全に防げます。

しかし、色々表示されなくなるので注意。

分岐式点滅の評価

汎用性の高さ	★★☆☆☆
曲へのハマりやすさ	★★★☆☆
記述の簡単さ	★★★★☆

※評価はあくまで独断であり、個人差があることを留意してください。

ギミックの評価基準は以下を参照。

ギミック評価の採点基準

汎用性の高さ：★★☆☆☆

「点滅させるためだけに分岐を使う」といった用途だと、分岐画像の存在意義が薄れるのでやや微妙かも。

「分岐を有効的に使った譜面であり、その中に分岐式点滅を取り入れる」なら、分岐を活かした譜面として良く見えます。

分岐譜面の作譜に絞るなら使いやすいと思いますが、それにしても使われている譜面はほとんどありません。（自分が知る限りで5譜面あるかどうか）

曲へのハマりやすさ：★★★☆☆

ただ単に点滅するのではなく、分岐画像の切り替えアニメーションも演出として加わります。

そのため「点滅自体は音に合っているが、分岐のアニメーションがミスマッチ」といった事態になることも。

点滅ギミックの中でも使用する際の見極めが必要と言えるでしょう。

記述の簡単さ：★★★★☆

点滅ギミックの中では記述量も少なく、ただ分岐を繰り返し切り替えるだけです。

一番簡単な点滅ギミックと言っていいかも。

【無印】分岐式点滅の解説