※この解説には憶測を含む可能性があります。
分岐出現とは?どんな挙動?
使い方 / 記述例
#START
#MEASURE 3/4
111,
#BARLINEOFF
#MEASURE 1/4
//ここより少し前で@が出現する
1,
#BRANCHSTART p,-1,101
#E
#MEASURE 1/1
#BARLINEON
1111, //@
#END
譜面分岐は、分岐そのものの小節(記述例の赤字:以下A)から見て1つ前の小節(記述例の青字:以下B)で実行されます。
そのため、Aの直前にBを別で作る必要があります。
記述例は、Aから見て1/4小節前から分岐を実行し、上から音符を表示させる例です。
Aは以下のように記述しましょう。
普通分岐に移行させる
#BRANCHSTART p,101,102
#N
玄人分岐に移行させる
#BRANCHSTART p,-1,101
#E
達人分岐に移行させる
#BRANCHSTART p,-2,-1
#M
音符が上下のどちらから出現するかは、現在の分岐からどの分岐に移行するかで決まります。
- 普通分岐→玄人分岐:上から
- 普通分岐→達人分岐:上から
- 玄人分岐→達人分岐:上から
- 達人分岐→玄人分岐:下から
- 達人分岐→普通分岐:下から
- 玄人分岐→普通分岐:下から
注意点として、#HBSCROLL付きの譜面の中に#BRANCHENDを置くと、譜面全体で小節途中の「#SCROLL」 が認識されなくなります。
可能であれば#BRANCHENDを使わずに作譜するのがベストです。
ただし、A内であれば#HBSCROLLと#BRANCHENDを使っていても小節途中の#SCROLLは認識されます。
分岐出現のメリット
分岐出現のメリットは、以下の通りです。
- 上下から音符を出現させる唯一無二の挙動
メリット①上下から音符を出現させる唯一無二の挙動
上下から音符を出現させる挙動は唯一無二で、この挙動はどんなギミックでも再現できるダミーノーツをもってしても再現できません。
通常はX方向の表現に限られる無印次郎ですが、分岐出現によって狭い範囲ながらもY方向の表現を取り入れられます。
分岐出現のデメリット
分岐出現のデメリットは、以下の通りです。
- 譜面内の記述によっては一部の#SCROLLが認識されなくなる
- 分岐画像が表示される
デメリット①譜面内の記述によっては一部の#SCROLLが認識されなくなる
先ほども解説したように、譜面内の記述によっては小節途中の#SCROLLが認識されなくなります。
#BRANCHENDを使用しないのが一番の解決策ですが、一度の分岐小節内において2つ以上の分岐に音符を配置する場合は簡単ではありません。
なぜなら、各分岐のMEASUREや小節数を一致させないと、一部分岐の音符判定が死ぬなどの問題が発生するからです。(参考:てーわい - 太鼓さん次郎交流 Wiki* -ギミック関連-)
各分岐における#MEASUREの記述数が多かったり、小節数が多かったりすると作譜に苦労するでしょう。
デメリット②分岐画像が表示される
分岐出現を使った時点で、次郎のレーン画像には強制的に分岐画像が表示されます。
分岐画像自体を消しても、フォント画像で代用される点に注意。
そのため、「数ヶ所しか分岐出現使わないのに分岐画像が表示されるのはなぁ…」という人だと気になるかもしれません。
分岐画像を透明にすれば表示させないこともできますが、譜面が分岐する際にレーンに若干のアニメーションが入るので、こちらも人によっては気になります。
分岐画像の消去&フォント画像の透過なら完全な対策が可能なものの、色々表示されなくなるので注意。
分岐出現の評価
ギミックの評価基準は以下を参照。
汎用性の高さ:★★★☆☆
ギミック譜面では意外と見ませんが、後述する曲へのハマりやすさから汎用性は十分高いと言えます。
一方で、音符が出現するまでに若干のラグがあるため、ほかのギミックと組み合わせにくいのがネックです。
曲へのハマりやすさ:★★★★★
唯一無二の挙動でありながら、ミスマッチが発生しにくいのもこのギミックの魅力。
音符配置を切り替えるなどの応用でさらにミスマッチを減らせます。
特徴な音に対してであれば積極的に使っても問題ないでしょう。
記述の簡単さ:★★★☆☆
音符配置を切り替える用途で、なおかつ#HBSCROLLが掛かっていて小節途中の#SCROLLを乱用するなら記述が複雑になちがち。
何もないところから出現させるなら、これといった対策も必要ないので星5と言っていいでしょう。
総括して星3としています。
0 件のコメント:
コメントを投稿